超高齢化社会への懸念

高齢化社会となった日本は、さらにこれから超高齢化社会を迎えようとしています。
2025年問題には高齢者が多くの割合を占めるようになり、介護サービスが十分に提供できない懸念があります。

特に問題が深刻であるのが地方です。
日本では地方からの人口流出が顕著であり、都市部に集中する傾向が強いです。
そのため、2025年を迎える前に、地方ではすでに超高齢化社会の問題にさらされています。
例えば超高齢化により起こるのが、まったく若者のいない町の出現です。
高齢者ばかりで構成される町は、労働者の高齢化も深刻です。
介護施設で働く人たちも高齢であり、高齢者が高齢者を介護する状況があります。
将来に都市部で起こりうる深刻な労働者の高齢化現象の問題が、すでに地方では現実では起こっています。

そこで2025年問題を解決するためには、まず地方から問題解決のための対策に取り組む事が不可欠です。
地方で成功した問題解決のノウハウは、これから超高齢化を抱える都市部に対しても有効です。
地方の超高齢化問題を解決するため、人口流出を食い止めなければなりません。

若い人たちには地方の魅力を知ってもらい、地方で暮らしたいと考えられる環境が必要です。
またさらに介護の仕事に興味を持ってもらい、高齢者のケアを行う仕事に従事するよう促すことも欠かせません。
地方が若返り活気を取り戻せるようになれば、日本全体の超高齢化の問題の解決に明るい展望が開けます。